ファミコン、ディスクシステムの修理レポート。


いきなりですが簡単なレポートです。



disksys1 ファミコンのディスクシステムの壊れてる原因は大半がFDドライブのゴムベルトの
劣化によるものだそうです。修理の仕方はネットで検索すれば何件か出てくるので
そちらを参考にして下さい。あくまでここはレポート(感想)を書いてます。


画像右:ゴムベルトが熱により溶けて切れています。これを交換という事ですが
たかが交換と侮ってはいけません。初チャレンジで約2日掛かりました(汗)
ゴムベルトの入手は任天堂で通販できます。ただのゴムだけど普通の輪ゴムを取り
付けてもタイミングがずれて動かず(試した)、純正のゴムでないと中々難しいです。
値段は、たかが輪ゴムに1本¥210もします。普通の輪ゴムは\100で何百本も入っ
ているのに、しかも精々持っても5年位だし。某オークションで¥500、「品物は
あるけど高い」の悪名高き某店で¥500してました。長さと太さが合えば良いのです。
でもホームセンターには売ってませんでした。
購入は5本が限度なので失敗した時に備え3本買い、送料¥80掛かるので
計¥710でした。


さて、修理はやり方が載っているHPを参考に見て進めて行った訳ですが、どうも
disksys2 文と画像で説明されても実際やって見ると中々うまく行かず、1回成功すると感覚
を掴み2回目からは上手く出来そうな気がします。
何が難しかった(嫌だった)を書くと、

1:熱によって溶けたゴムが車輪にこびり付いているのでそれを取る事。
アルコールで取ると良いのですが無かったので除光液で取った。
指が真っ黒に成る。

2:マイクロスイッチが折れない様に慎重に作業を進める事。
折れたら直らないらしい。

3:磁気の読み込みタイミング(ヘッド)の位置調整。
本当に難しい、これだけで何時間も掛かる。修理を紹介しているサイトの文と画像を
見ても良く分からない。どの車輪を動かすのか、動かしても軸に上手くはまらない。
車輪を少しずつずらして上下に動くシャーシを指で少しずつ押す、という事に分かる
のがどれだけの時間を要した事か。位置が悪いとエラー22が出て読み込めない。

disksys3 他、イモネジが落ちて探し周ったり、小さいバネが飛んで行ったり。
ゴムを車輪に取りつけたり(指で引っ張ったりしたらゴムの寿命を縮める)
部品を外したり取り付けする時、無理な力を加えて壊さない様に慎重にやったり。


とにかく何とか修理成功しました。「成功しましたの」一文ですがそれはそれは
途方も無くかなり超苦労したのです。画像は「奇々怪界」〜☆


結局家にある書き換え済みのFD(ソフト)3本の内1本壊れ。
所有ソフトは、水晶の龍とリンクの冒険、未書き換え箱説有り。
奇々怪界と谷川浩司の将棋指南Uとパトレイバー(壊れ)書き換え済み。
当時ゲームソフトが高い中、たったの¥500で新作ゲームが楽しめました。
読み込み時間が長いのにはイライラしますけど…
ちなみにFDドライブのメーカーはMITSUMIでした。
ディスクシステムのドライブは、ファミコン本体の下に置かず横に置いた
方が良いです。何故なら熱が篭りゴムベルトが溶けるから、長時間のプレイは
控えましょう。全く使わないのも悪くたまに起動させた方が良いそうです。
disksys4

さてオチは、修理も終わり組み立て終わったら、やってしまいました。
部品の小さいワッシャーが1つどっかから出てきて・・・
無事動いてる様だし見なかった事に・・・(^^;

何故今更ディスクシステム?と思うでしょうが単なる修理好きと趣味です。
任天堂はまだディスクシステムのゴムベルトの販売をしているのは驚きました。

という事でだんだん文章を書くのが面倒になって来たので、
ファミコン、ディスクシステムの修理レポートを終わります。

2004年10月25日